第三回 九条Tokyo短編映画上映会


九条Tokyo
 では、
厳選した食材によるお料理と厳選した短編映画作品を、
16畳の畳の上で120インチのスクリーンで鑑賞、
映画と料理で五感の全てをフル刺激する!
そんな刺激に満ち溢れた谷中の夜を定期的に開催しています!

ということで!

【第三回短編映画メニュー】

◆「声」監督:串田壮史
★ 参加ゲスト:串田壮史監督

福井駅前短編映画祭/西東京映画祭で6pucksのメンバーが出会い、大好きになった作品です。
仕事場と家の往復を繰り返す寂しい男の部屋の壁に、ふと、女性のの影が浮かび上がります。
そこから人間と植物の心の声のやりとりが始まりまるのですが…
植物には人間が思っているよりより高度なコミュニケーション能力をもっているという説もありますが、その一端も見せてくれている。そんな解釈をするとまたロマンチックなのかもと、思ったりします。この作品ですが「声」というタイトルですが台詞が全くなく、でも声が聞こえる気がする。そんな作品です。

次の作品は

◆「ギーコさん」監督:鈴木菜音
★ 参加ゲスト:鈴木菜音監督

就職の面接の仕組みを皮肉たっぷりに描いた作品です。
面接する側・される側、本音と建前を使い分ける社会の中で不自由な安定をとるか不安定な自由をとるか。「誰だってわかっちゃいるけど」という所で、アフタートークでは沢山の質問が出た作品で、女性からの鋭い質問や感想も多くとても盛り上がりました。
また気になるギーコさんの名前の由来もお話していただきました。

さて最後の一本は・・・

◆「おるすばんの味」監督:武石昴大
★ 参加ゲスト:武石昴大監督

母と二人暮らしの女の子の夕飯は、いつも母が作り置きしておくカレー。
夕飯を食べれば胃袋は一時的に満たされても、女の子が本当にほしい親の愛は飢えたまま。
そんな女の子は自分の境遇に対しての寂しさやら悔しさやらがこみ上げカレーを捨ててしまう。
その日から14年の月日がたって。。といった、ごく普通の日本の家庭事情にフォーカスをあて、子供なら誰もが欲しい最低限の幸せと、そうもいかない国民の生活。諸外国からしてみたら一見幸せそうに見える日本も、満たされないギリギリの生活をしている事を赤裸々に見せているという側面も持ち合わせている作品なのでは!?といった所からなのでしょうか。第71回 カンヌ国際映画祭での上映も行われた作品です。
アフタートークでは監督のカレーに対する思いというのは意外にも○○だった!?といった、プライベートなお話も飛び出て楽しい上映でした。

さて続きましては、皆様が映画鑑賞中に作られてるお料理のメニューをご紹介していきます!

【第三回お料理メニュー】

  • ひたし豆の酢大豆
  • 具沢山ポテトサラダ
  • ブロッコリー、スナップエンドウのアンチョビガーリックマリネ
  • ローストビーフサラダ
  • カマンベールチーズと生ハムのブルスケッタ
  • ゴルゴンゾーラといちじくのブルスケッタ
  • ズワイガニのビスクポテトグラタン
  • ポトフ(ウインナー/カブ/ジャガイモ人参)
  • ブラックアンガス イチボステーキ
  • ラム肩ロースのコンフィ

ズワイガニのビスクポテトグラタンの異常な人気!

監督達と食事をしながら作品について語り合える。というのが九条Tokyoの上映会のだいごみでもあります。

といったお料理と映画の献立でお届けしました、第三回九条Tokyo短編映画上映会でした!
第四回につづく!

九条Tokyo
東京都 台東区 谷中 1-2-10 2F (魚善ビル2F)
TEL 03-5832-9452