/ 最終更新日時 : ver-bijou イベント

第五回　九条Tokyo短編映画上映会

九条Tokyo では、
厳選した食材によるお料理と厳選した短編映画作品を、
16畳の畳の上で120インチのスクリーンで鑑賞、
映画と料理で五感の全てをフル刺激する！
そんな刺激に満ち溢れた谷中の夜を定期的に開催しています！

ということで！

さて今回の司会ですが小林プロデューサーと柳澤監督という珍しいコンビでお送りいたします。

【第五回短編映画メニュー】

◆「マイリトルゴート」監督：見里朝希
★ 参加ゲスト：見里朝希監督

ついに九条Tokyoにもやってきました！「マイリトルゴート」見里朝希監督です！2018年2019年と国内・海外、関係なく賞をかっさらいまくってる超話題作です。見里監督の作り出すストップモーションアニメの世界は一点の妥協もない見里ワールド。画面に映し出される全てが見里監督の魂が込められた創造物。そして強烈なメッセージ。もはや見里神です。監督がどういう所から強いメッセージを込めた作品を作るようになったか。マイリトルゴートの細かい見所も含めアフタートークや質問コーナーでは、充実した内容のお話を聞く事ができました。ちなみにこの上映の後、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2019にて、ジャパン部門優秀賞/東京都知事賞を受賞する事になります！

次の作品は

◆「パパの腰は重い」監督：たかはしそうた
★ 参加ゲスト：たかはしそうた監督

今回はストップモーションアニメ作品三本、実写作品1本の上映でこの作品が唯一の実写作品です。（ストップモーションアニメも撮影してるわけなので実写と言えば実写なのですが。。）熟年別居をした夫婦の生活に、当時一緒に生活していた様子の8ｍｍフィルムの映像を交ぜつつ、今を映し出していきます。ポジティブな別居にみえるのですが、娘と話すおじいちゃんの方は少し納得できてない様子も見えます。ただ、おばあちゃんの希望を受け止めてあげている。といったそんな夫婦の愛の形というのは、長年連れ添ってきた者達にしかわからない事なのかもしれません。一人でお酒を飲むおじいちゃんの姿にはとても感慨深いものがあります。。
そしてこのおじいちゃん・おばあちゃんの実の孫が監督なのです！という事は娘は母になるそうで、ドキュメンタリーにフィクションを混ぜてストーリーにしている作品なのです。どこまでか本当で、どこまでがフィクションなのか、またおじいちゃんのウイスキーの変わった飲み方をしている事についても監督に直接聞ける良い機会でした。

さて最後の一本は・・・

◆「パカリアン」監督：秦俊子
★ 参加ゲスト：秦俊子監督

アルパカ型宇宙人が地球に不時着し、山の中を彷徨うと一軒の家が。宇宙人は状況の解決のために地球人と友好を図ろうと家に入ると、そこに待ち構えるのは「明らかに危険！」といった仮面をつけたクレイジースタイルの地球人で、それにしつこく追い掛け回され最終的に行き着いた先は。。といった、斎藤工さんが声優を務めるシュールなSF？ホラー？コメディー？全部ひっくるめたストップモーションアニメです。これは緊迫してるのか？笑っていいのか？迷ってしまう作品ですが、会場は遠慮なく笑い声が響いてました。

そしてもう一本！

◆「映画の妖精フィルとムー」監督：秦俊子

モノクロ世界において孤独に存在しているフィル。そのフィルの前に突然蛇口から現れたムーによって映画の中に誘われるフィルのお話しです。フィルとムーの色々な映画をめぐる旅の中、フィルの新しい能力が発動したりと、沢山の子供たちに映画を伝えたい、映画によって新しい能力の開花できる、新しい道の選択ができる。といった気持ちが存分に溢れているのではないかと思わせるような作品です。こちらも斎藤工さんが声優を務める作品ですがパカリアンとは全くテイストの違う作品で、見比べてそのギャップも楽しむことできました。
そんな斉藤工さん、監督が連絡したところ「今朝まで京都にいたのでニアミスでしたね！」という言葉を最後にその日の連絡が途絶えたそうですが、あってます！京都の九条ではありません。根津の九条Tokyoです！また秦監督、本日一本目の「マイリトルゴート」見里朝希監督の学校の先輩になるそうなのです！いろんな繋がりがあるものです。

さて続きましては、もう一つのお楽しみ、皆様が映画鑑賞中に作られてるお料理のメニューをご紹介していきます！

【第五回お料理メニュー】